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昆虫の呼吸たんぱく、ヘモグロビン?、ヘモシアニン? [昆虫]

残念ですが、昆虫にはいわゆる赤血球はありません。
ですが、細胞内、あるいは外にヘモグロビンがある場合があります。

どうやって酸素を取り込むのかというと。
一般的には、ヘモシアニン:hemocyanin (Hc)と呼ばれる、
銅を主体とした酸素運搬物資を利用するといわれてますね。

では、ヘモグロビン:Hemoglobin (Hb) はないのでしょうか?というとそうでもなく、
ヘモグロビン(鉄を主体)を持っている方もおられます。

有名な方は、ユスリカの幼虫で赤虫ですね。
その名のとおり、赤いボウフラで釣りの餌でどこの釣具屋さんでも売られていますね。
この方のヘモグロビンは1種でないことが知られていて、最大で15種からなるそうです。
生物工学 2013年 第91巻 722~775によります。


なので、どちらかなのかは種類によるということが正解のようです。
実際はどうなのかというと、
Collembola:トビムシ目→ Holometabola:ホロメタボラ(完全変態類)へと、
系統樹が上がっていくに従って、
ヘモシアニン→ヘモグロビンへと変わっていくようです。

(ヘモシアニンが不変態と不完全変態の昆虫でのみ存在し、
ヘモシアニンはトンボ、カゲロウ、およびEumetabola(半翅目+ Holometabola)で失われます。
ウマバエや、ユスリカなどは低酸素で存在するため例外とされています。
あくまで例で、いろいろな様ですが・・・)

Journal of Insect Physiology 53 (2007) 285–294.
Integr Comp Biol. 2015 Jun 29. pii: icv079.
によります。

昆虫もいろいろですねぇ~
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コメント 2

desidesi

そういえば、昆虫には血液とリンパ液の区別がないって本当ですか?
もともと人間の “リンパ” って、美容の話ではよく耳にしますが、
どうもきちんと理解できていないのですが〜♪ (๑◔‿◔๑)
「カッターで指を切って、血が出ちゃった!」とは言うけれど、
「カッターで指を切って、リンパが出ちゃった!」とは言いませんよね(笑)
上水道(血)と下水道(リンパ)みたいなものという理解でいいですか?
by desidesi (2015-10-18 09:59) 

dumbo

desidesiさま、こんにちは。
まさしく昆虫には区別はありません。
ヒトなどの哺乳類に話を限定しますと、

血液は 心臓→組織→心臓 の流れです。
           ↓    ↑
リンパ液は    リンパ管、 です。

リンパ管は通常、始まりは盲端で終わりは左右鎖骨下静脈に繋がっています。
構造はまさしく昆虫の心臓の写真でご紹介したように弁が繋がった管になっています。
いわゆる鼓動しない昆虫の血管みたいな感じですが、自発的な収縮もあります(まさに昆虫の血管ですね)。
リンパ節は所々にあるたまり場と考えるといいでしょう。

http://lymphology.umin.jp/_src/sc568/35_2_p9.pdf
に総説がありましたので、よろしければどうぞ。
by dumbo (2015-10-18 10:24) 

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