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トノサマガエル? ダルマガエル? [その他(全ての生物)]

トノサマガエル.jpg
たぶん、トノサマガエルです。

さて、たぶんというのも変ですが、実際dumboのいる関東地方にはトノサマガエルは存在しないらしいのです???

ですが、おそらくお殿様でしょう。
トノサマガエル0001.jpg
真上からの写真です。
子供の遠足について行った水族館のビオトープにいたので野生種とはいえないので・・・


さて、トノサマガエルと、ダルマガエル(名古屋、東京と二種)というよく似たカエルがいまして、
見分け方は、典型的な例では、
①後肢長/体長:トノサマガエル=1.6位:ダルマガエル=1.4位
(一般には普通に座った状態で、真上から見て、足先が鼓膜に届くか届かないかで見分けるみたいです)
②背中線:トノサマガエル=あり:ダルマガエル=なし
(上の写真では、背中の緑の線です)
③背面斑紋:トノサマガエル=形がそろって孤立:ダルマガエル=融合
(背中に並んでいる凸凹の形状にそって褐色の斑点がわかりますか?)
④鼓膜横周辺の暗色斑紋:トノサマガエル=背中側が細い:ダルマガエル=同じで、後ろに斑点がある
(鼓膜の上から後ろにかけて黒いくの字になっている部分の太さと、その後ろに斑点があるかないかです)
⑤腹面微斑紋:トノサマガエル=なし:ダルマガエル=あり
(お腹なので、捕まえてみないと解りませんが、横からの写真では無さそうに見えますね)
ということらしいです。
Japanese Journal of Herpetology 9 (3): 87-98. 1982.からです。

実際には報告にあるように、
交雑してしまっていて特徴の割合をスコアにしてだいたい分けられるということのようです。
(中間型が存在して混沌としているということです)
しかもスコアが交差しているので単独では判別不能とのことです。

子供のころトノサマガエルと呼んでいたものが実は違っていた?かもとは驚きです。


近くの田んぼには、
トノサマガエル001.jpg
卵がありました。

以前ご紹介した、ウシガエルさんとちがって塊になっているのですね。

ちなみに、鳴き声は、

ちょっと雑音が入っていてすみません。

声紋は、
トノサマガエル01.png
な感じで、いわゆるトノサマガエルと言った鳴き声なのでしょうね。
こちらに、カエルさんたちの鳴き声が出ています。

そちらと、比較したものが、
トノサマガエル_etc.png
上から、トウキョウダルマガエル、トノサマガエル、dumboの録音したものです。


うーん、
いつもながらに、dumboの不勉強をさらけ出してしまいました?
生き物って奥が深いです。

キイチゴ [その他(全ての生物)]

少し前に戻ってイチゴのお話です。

P1100253.jpg
キイチゴです。

P1120190.jpg
その花です。

キイチゴとは総称で様々な種類があるようです。
クサイチゴ、ヒメバライチゴ、クマイチゴ、ナワシロイチゴ、
カジイチゴ 、ナガバモミジイチゴ、シマバライチゴ、フユイチゴ・・・
などが日本の原種ということです。
上の写真は(ナガバ?)モミジイチゴでしょうか?
園学研.(Hort. Res. (Japan)) 12 (4) : 335–342.2013。からです。


先日、イチゴのお話をしましたが、イチゴに劣らずキイチゴもおいしいですね。
そのイチゴは実?ではなく、花托(カタク)を食べているのですが、
こちらのキイチゴでは実を食べているのです。

上の写真の花はイチゴの花とよく似ていますが、キイチゴでは実に果肉が豊富?のようです。
イチゴ実.png
な感じですね。


そう言えばお仲間のラズベリーでは、実の真ん中が空洞で販売されていますが、
こちらは実の刈り入れ?のときに花托部分を木に残しているのでしょう。

国産ラズベリーの栽培・流通のてびき、秋田県立大学生物資源科学部附属フィールド教育研究センターに、
詳しい収穫の仕方が解説されていました。

イチゴ [その他(全ての生物)]

花をみていたら他のもの気になるのですね。
ちょうど植えていた、イチゴの花を見てみました。

イチゴ03.jpg
こんな感じです。

メシベ(雌蘂:しずい)?によってみますと、
イチゴ04.jpg
普通、花のメシベは1つでしょうが、びっしりと乱立?しています。

オシベ(雄蘂:ゆうずい)は、
イチゴ06.jpg
ちょっと角度を変えると、
イチゴ07.jpg
のような感じに、
葯(やく)はパックリと開いています?
ツツジとは違った形なのですね。


やはりイチゴですから、果肉?がどうなっているか見てみると、
イチゴ01.jpg
一つ一つが袋状になっているのです。
で、この袋が
イチゴ09.jpg
のように緑のつぶつぶになり、黒(茶色い)いぽつぽつへと変化するのですね。
黒いポツポツが実ということのようです。

じゃあいつも食べているものはというと???
実(じつ)のところ実(み)ではないのでした。
うーん・・・○×△でも、果物ですよね!

サツキ [その他(全ての生物)]

皐月に咲くツツジをサツキというらしいですが、
今、咲いているのがそうなのでしょう?
みんなツツジってことなのかなぁ???

dumboはやっぱりミクロで見てみます。

サツキ花びら_内.jpg
花びらの内側(メシベ、オシベのある側)です。

そして外側ですね。
サツキ花びら_外.jpg
外側の方がざらざらしているのですね。

アイスプラントの塩嚢細胞よろしく、何かたまっているのでしょうか?
花びらの美しい風合いはこのざらざらが関係しているのでしょうね。


めしべは、
サツキ_メシベ.jpg
ペタペタと、ベタベタ?と花粉をくっつけるように出来ています。
当然ゴミも・・・

花びらよろしく、5つに分かれているのですね。

そして、
サツキ_オシベ.jpg
オシベです。
初めて気づいたのですが、花粉は筒?袋?(葯 :anther )の中から出てくるのです。
風に吹かれてふりまくように無駄のない作りということなのでしょうか?

動かしてみると、穴の具合がわかりますね。
ほんとにミクロって面白いですね。

今年の花粉は??? [その他(全ての生物)]

ちょっともの作りで息詰?(行き詰?)まっているので、今日は違う話題です。

早いものでまた花粉の季節です。
ですがっ、アレルギーが一杯のdumboはすでに1カ月以上前から発症しているのでした。
以前もお話しましたが、おそらくハンノキでしょうか?
ロゴ赤目.png


今年の花粉は日本気象協会によると、多くの地域で前シーズンよりも非常に多いとのことです。
2/14追加)読み直してみたら、dumboのいる関東甲信地方では少なめとのことでした。

で実際はどうなのか、頼りにしている、神奈川県自然環境保全センターの発表では、
スギ雄花の着花量ヒノキ雄花の着花量について、前年を下回るとのことです。
(素晴らしいお仕事ありがとうございます。)

気候と実際の花粉は一致しないのかもしれませんね???
2/14追加)関東甲信地方では一致しているみたいです。

前回同様、今までの飛散データーをグラフ化したものを作図しました。
花粉2017.png
こんな感じです。
(元のデータは神奈川県自然環境保全センター様です。掲載のご承諾、ありがとうございます。)


また花粉とのなが~い戦い?が続きそうです。


追加)こちらに花粉発生源対策についての取組が報告されています。
これによると、今までに477.17億個の花粉が減少していると推計されています。
以前のお話と一緒に見て頂くと良いかもしれません。
タグ:花粉

ダニの分類 疥癬、カイセン、ヒゼンダニ、ニキビダニ [その他(全ての生物)]

ちょっと前後しますが、ダニの補足と、分類です。

ダニは、気門の数等で分類されているようです。

気門 気門部位 おもなダニ
アシナガダニ亜目(Notostigmata) 背気門亜目 4対 胴部背面
カタダニ亜目(Tetrastigmata) 四気門亜目 2対 第Ⅲ~第Ⅳ脚基節横
ケダニ亜目 (Prostigmata) 前気門亜目 1対 鋏角近く、胸部前縁部 ニキビダニ、ツツガムシ
トゲダニ亜目 (Mesostigmata) 中気門亜目 1対 第Ⅱ~Ⅳ脚基節横 イエダニ
マダニ亜目 (Metastigmata) 後気門亜目 1対 第Ⅳ脚基節後 マダニ
ササラダニ亜目 (Cryptostigmata) 隠気門亜目 気管無しor有
コナダニ亜目 (Astigmata) 無気門亜目 無し 気管無し ヒゼンダニ

BSI 生物科学研究所 第 4 章.ダニ からです。
SEM(走査型電子顕微鏡)像とか素晴らしいですね。いいお仕事ありがとうございます。


お写真のご紹介です。

ケダニ亜目から、ニキビダニです。
アカラス.jpg
写真は、イヌからのもので、Demodex canisですね。
人にも同様な形のダニが皮脂腺に寄生します。(種は違うようです)


コナダニ亜目から、疥癬(カイセン)です。
疥癬_.jpg
これはネコからで、猫小穿孔ヒゼンダニ(Notoederes cati)でしょうか。

イヌでは、Sarcoptes scabiei var. canisという種が寄生して、
人のヒゼンダニ:Sarcoptes scabiei var. hominis. の亜種らしいです。
ただし、あまり人には感染はしないらしく
Medical entomology and zoology 59(2), 107, 2008-06-15、に、
痒みはあるもののダニの寄生は認めなかったという報告がありました。
また、日皮会誌:125(11),2023-2048,2015(平成 27)には、
イヌヒゼンダニはヒトの皮膚に一時的に寄生するが,繁殖はできないとのことです。

Kaiinko3.jpg
こちらはセキセイインコからのものです。
鳥は、Knemidokoptes属という種類らしく人とは異なっているようです。

そのほか、ネコやイヌにはミミヒゼンダニ:Otodectes cynotisというものがいて、
Mimidan2.jpg
耳の外耳に寄生しますね。
実体顕微鏡の像です。
P1870309.jpg
結構太っちょです。


ダニも色々ということのようです。

ジグザグでプクプクな、ダニ [その他(全ての生物)]

マダニです。
ダニ.jpg
栄養(血?)をたっぷり吸い込んでプクプクの状態です。

マダニの生活は、
ダニ00.jpg
な感じで、ジグザグです。卵が抜けてました?

ダニは昆虫ではありませんが、親戚ぐらいでしょうか?
卵から孵ったダニは、多くは草むらに潜んでいて、誰かがやってくるのを待っています。
偶然?通りかかったイヌやネコに取り付いて、吸血します。

おなかいっぱいになったら落下して、また誰かがやってくるのを・・・

とっ、数回繰り返した後、成虫となり産卵するのですね。

気長な感じですが、寄生される方はたまりません、
こんな病気やあんな病気をうつされるのですから。

外の環境に生息しますから、根絶は難しいかと思います。
濃厚地帯には近寄らないなどである程度は防げるかとは思いますが・・・ 寄生しにくくする薬はありますが。

さらに、この方も人にくっつきますね。
うーん・・・ 厄介なのです。
タグ:ダニ

鞭毛の進化3 多様化へと進みます [その他(全ての生物)]

形成された鞭毛は、繊毛という名前に改名され多様化していきます。

あるものは、流速を、またあるものは、嗅覚、触覚を、そして光受容器へと・・・
鞭毛の進化-多様性.png
THE JOURNAL OF CELL BIOLOGY.VOLUME 48, 1971,pages 1 55-173、と
Trends Cell Biol. 2009 Jul;19(7):306-16.からです。

上のものは一部でしょうから、耳の中の有毛細胞も繊毛によるものなのでしょう?

ということは、ほとんどの感覚器のもとは鞭毛ということなのですね。

すごい構造を発明したものです。
タグ:鞭毛

鞭毛の進化2、ユニコンタ(unikonta)、バイコンタ(bikonta)、オピストコンタ(Opisthokonta) [その他(全ての生物)]

そして、鞭毛はさらなる進化をとげるのです・・・ とお話が続きます。


それは、鞭毛の数が1→2本へと増加します。

鞭毛の数と言うとたいしたことはなさそうですが、分類学上の動物と植物以上に決定的な変化ということのようです。

鞭毛の進化ユニコンタバイコ.png
International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology (2002), 52, 297–354.、
Cold Spring Harb Perspect Biol. 2014 Sep 2;6(9):、
Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci. 2014 Sep 5;369(1650). からです。


ここで、動物と植物が進化の段階で別れたということでしょうか?

ちなみに、動物は鞭毛と反対側に移動しますので、生物界では異端ということなのでしょうね?
すっごく重要らしいです???

鞭毛の進化 [その他(全ての生物)]

ところで、鞭毛はどこからやって来たのでしょうか?

どうやら、細胞分裂にあらわれる中心体がかぎのようです。


鞭毛について全てが解明されているわけではないのでしょうが、以下のように考えられるようです。

  第一段階 第二段階
  MTOCの変更 中心の構造
  微小管の安定化 半径方向の梁
  鞭毛内輸送 9組の成立
  軸糸ダイニン ダイニンの多様化
  微小管の二重化 微小管の三重化

Adv Exp Med Biol. 2007 ; 607: 130–140. からです。
(中心体=微小管形成中心(MTOC; microtubule organizing center))

以前、クラミドモナスさんのところで、鞭毛は中心体とは関係ないだろうとお話しましたが、
どうやら、中心体を変形して作られたかもしれなそうです。

絵にすると、
鞭毛の進化.png
こんな感じでしょうか?

中心体から?伸びた微小管が細胞外部の突起として形成されたものが、鞭毛の始まりのようです。
やっぱり中心体だったのですね?
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