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オニワムシ Trichotria [ワムシ]

今まで、ご紹介していなかったワムシさんの新人です。

オニワムシ.jpg
オニワムシ(Trichotria)さんです。

長いおみ足をひょこひょこと動かしながら歩く?ベルのカップのようなワムシさんです。
おちゃめな方でした。

ハナビワムシ、 今日はビデオ画像のテストです。 [繊毛虫]

今日はビデオ画像のテストです。

以前ご紹介した、ハナビワムシさんのビデオです。
プラグインが必要です。
IEでQTプラグインがあれば上が表示できます?



普通の埋め込みで、 width="624" height="416" と指定してますが・・・


大きさの調節は出来ないようですね、うーん・・・


ちなみにいつものGIF画像ではこんな感じです。
ハナビワムシ___.gif

ストロビリディウムが作る水流 Strobilidium's cyclone ○tiplier [繊毛虫]

ストロビリディウムさんが作る水流を見たくて、
ストロビリディウム11.gif
真上から撮影してみました。

そこで気がついたのですが、回転してないような?
そう、体は回っていないのです。
これだけ物が周りに吹き飛んでいるのにもかかわらず、ほとんど動かないのです。

Marine Ecology Progress Seriesol. Vol. 48: 1-15, 1988、という 報告に、
ストロンビリディウムさんですが、
繊毛の動きをストロボスコープ(Stroboscope)で観察したものがありました。

dumbo的に図示しますと、
ストロビリディウム12.gif
こんな感じに、水輸送は繊毛膜(membranelles)に平行におこっているとのことです。

膜の下側も動かすと、体の移動も可能ということなのでしょうか?
想像ですが、だいたいこんな感じだと思われます。

回転はしていませんがシロッコファンのように、
頭の上から水を吸い込むという、うまい構造になっているのですね。
よく出来ているものです。

ちなみに、繊毛のビートは35Hzとのことでした。

ストロビリディウム Strobilidium [繊毛虫]

まだご紹介していなかった、繊毛虫のお仲間です。

ストロビリディウム(Strobilidium)さんです。
ストロビリディウム.jpg
この方は、ターボさんと同じくなにがしかの糸?があるようなのですが、うーん確認できないのです。
報告でも確認できませんでしたので、何もないのでしょうか?どうなのでしょう・・・

動いているときはこんな感じです。
ストロビリディウム.gif
頭部?の繊毛を激しく動かして水流を起こし、食べ物をあっというまに吸い込んでしまいます。

口(繊毛部分)を斜め上から見ると、
ストロビリディウム01.gif
のように、繊毛が丸く切れ目なく頭部を囲っています。
写真では見えにくいですが、大核(Macronucleous)は「C」字型をしていて、頭部の直下にあるようです。

繊毛列に切れ目があると、ストロンビディウム(Strombidium)となり、よく似た名前で紛らわしいですね。
こちらの大核はほぼ中央に、球形をしているとのことです。
そして小核は、どちらも大核の脇に寄り添うようにちょこんとあるらしいです。

Acta Protozool. (2004) 43: 201 - 217、に形態学的な分類がありました。(全てではなさそうですが。)


ついでに、おもなものの遺伝子による分類も図示しておきましょう。

旋毛綱{Spirotrichea} コレオトリカ亜綱(Choreotrichia) Codonella Tintinnidium Strobilidium 少毛亜綱(Oligotrichia) Strombidium 棘毛亜綱(Stichotrichia) Halteria Uroleptus Oxytricha Stylonychia 下毛亜綱(Hypotrichia) Aspidisca Euplotes Diophrys Uronycia 被甲綱{Armophorea} Metopus 旋毛綱{Spirotrichea} Protocruzia 異毛綱{Heterotrichea} Stentor Blepharisma Spirostomum
International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology (2009), 59, 439–446、からです。


前ご紹介した系統樹は、こことここで、結構違っていますね。うーんどうなのでしょう???

ツリガネムシ Vorticella [繊毛虫]

前にもご紹介しましたが、ツリガネムシ(Vorticella)の群生です。
ツリガネムシ(Vorticella).jpg
いーっぱい並んでます。

ツリガネムシ(Vorticella)01.gif
時期がずれますが、花火みたいでした。
(GIF画像ですのであまり長くないのですが、ビデオではスターマインみたいです。)



花火ひとつは、
ツリガネムシ.gif
な感じに動いています。
伸び縮みの解説はこちらです。

ノープリウス Nauplius [ミジンコ]

ノープリウス(ケンミジンコの子供)さんの横顔?斜め?が撮れましたのでご紹介です。
ノープリウス001.jpg
結構ずんぐりしているのですね。

前から側面が気になっていたのですが、すばしっこくて撮れなかったのですね。

今回は、たまたまアオミドロにしがみついていたのでパチリと出来ました。

当然厚さがあるので、数十枚を積んでいます。(深度合成です)
なので、パチリではなく、パッパッパッパッ・ッ・ッ・ッ・・・・・・・チリでしょうか?


もう一つは、親子?です。
ケンミジンコ親子.jpg
おそらくどちらもアサガオケンミジンコさんでしょうか?
これも数十枚を積んでいます。

ヒラタミジンコ Camptocercus rectirostris [ミジンコ]

今までご紹介してこなかった方を見かけましたので、久しぶりのミジンコさんです。

ヒラタミジンコ.jpg
ヒラタミジンコ(Camptocercus rectirostris)さんです。

甲羅についている丸いつぶつぶはツリガネムシでしょうか?
脱皮してから時間がたっているとよくついているのを見かけます。
これは共生?ではなく、単なる・や・ど・か・り・ということなのでしょうね。

ヒラタミジンコ_01.jpg
こちらは、違う方ですがスリムな尾ですよね。ちょっとぶれちゃってますが・・・

追加で、
ヒラタミジンコ_02.jpg
尾のクローズアップです。この個体の肛刺は16個のようです。


違うところにいっても、なかなか新人さんに出会えないのですね。
なので、種類はあまり変わらないのでした・・・

ダニの分類 疥癬、カイセン、ヒゼンダニ、ニキビダニ [その他(全ての生物)]

ちょっと前後しますが、ダニの補足と、分類です。

ダニは、気門の数等で分類されているようです。

気門 気門部位 おもなダニ
アシナガダニ亜目(Notostigmata) 背気門亜目 4対 胴部背面
カタダニ亜目(Tetrastigmata) 四気門亜目 2対 第Ⅲ~第Ⅳ脚基節横
ケダニ亜目 (Prostigmata) 前気門亜目 1対 鋏角近く、胸部前縁部 ニキビダニ、ツツガムシ
トゲダニ亜目 (Mesostigmata) 中気門亜目 1対 第Ⅱ~Ⅳ脚基節横 イエダニ
マダニ亜目 (Metastigmata) 後気門亜目 1対 第Ⅳ脚基節後 マダニ
ササラダニ亜目 (Cryptostigmata) 隠気門亜目 気管無しor有
コナダニ亜目 (Astigmata) 無気門亜目 無し 気管無し ヒゼンダニ

BSI 生物科学研究所 第 4 章.ダニ からです。
SEM(走査型電子顕微鏡)像とか素晴らしいですね。いいお仕事ありがとうございます。


お写真のご紹介です。

ケダニ亜目から、ニキビダニです。
アカラス.jpg
写真は、イヌからのもので、Demodex canisですね。
人にも同様な形のダニが皮脂腺に寄生します。(種は違うようです)


コナダニ亜目から、疥癬(カイセン)です。
疥癬_.jpg
これはネコからで、猫小穿孔ヒゼンダニ(Notoederes cati)でしょうか。

イヌでは、Sarcoptes scabiei var. canisという種が寄生して、
人のヒゼンダニ:Sarcoptes scabiei var. hominis. の亜種らしいです。
ただし、あまり人には感染はしないらしく
Medical entomology and zoology 59(2), 107, 2008-06-15、に、
痒みはあるもののダニの寄生は認めなかったという報告がありました。
また、日皮会誌:125(11),2023-2048,2015(平成 27)には、
イヌヒゼンダニはヒトの皮膚に一時的に寄生するが,繁殖はできないとのことです。

Kaiinko3.jpg
こちらはセキセイインコからのものです。
鳥は、Knemidokoptes属という種類らしく人とは異なっているようです。

そのほか、ネコやイヌにはミミヒゼンダニ:Otodectes cynotisというものがいて、
Mimidan2.jpg
耳の外耳に寄生しますね。
実体顕微鏡の像です。
P1870309.jpg
結構太っちょです。


ダニも色々ということのようです。

蚊、カ、Mosquito [昆虫]

P1140679__.jpg
ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)です。
この後、結構痒かったです。

こちらでもちょっと登場しました。


さて、蚊についてはいろいろなことがわかっていてお話が沢山になってしまうので、
トピック的なところを少しだけにしておきましょう。


こんな、小さなカですが、頭部はセンサーの塊みたいなところがあります。
炭酸ガス、臭い、温度、音ですね。
どれも血を吸うという行為に特化した素晴らしい?感覚器官達です。


温度センサーは、血を吸う針?口の部分の小さな毛(sensory hair)の付け根にあり、TRPA1という受容体がその元とのことです。
Parasit Vectors. 2011 Jan 27;4:10.からです。

このTRPA(transient receptor potential Ankyrin)は、TRPチャンネルの仲間?で、
一連のセンサータンパクの一種です。
生化学 第81巻 第11号,pp.962―983,2009、からです。

TRPのセンサー機能は温度,機械刺激,浸透圧,痛み,フェロモン,酸・塩基,酸化ストレスや刺激性化学物質などをつかさどり、
刺激によって、イオンを透過するという作用があるようです。

蚊では、血を吸うところの温度を感知して(要するにあったかいところ)チクリっとするわけですね。


では、遠くからどうやって血の主を探すかですが、
それには触覚にある、炭酸ガスや、臭いセンサーがかかわるようです。
Proceedings of the National Academy of Sciences 108(32):12987-95 · August 2011、からです。

炭酸ガスセンサーはそれほどでもないのですが、臭いセンサーは変わっていて、
脊椎動物で色々なレセプターとして有名なGタンパク(Gタンパク共役受容体(GPCR)等々)ではなく、
個別に進化したらしいです。
ORNs (olfactory receptor neurons)と呼ばれる受容体細胞上にあるのですが構成が違っているとのことです。

温度センサーはだいたい一緒なのに、なぜっ?て感じなのですが、そういうことのようです。

やはり生物って一筋なわにはいかないのです。

虱、シラミ、Dog Lice、Cat Lice、ライス? [昆虫]

ついでですので、シラミについてもお話しておきましょう。

シラミ.jpg
アタマジラミ(Pediculus capitis)ですね。

この方は動物(ペットなど)から感染するのではなく、完全に人から人らしいです。
(宿主選択性(host selection)が高いらしいです)
昆虫ですが、サナギはなさそうなので、不完全変態ということでしょうか。

たまごは、
シラミ卵.jpg
な感じに固い殻に覆われて、髪の毛についています。(写真は孵化後ですね)

退治法は色々なところで解説されていますので、いまさらですが、
成虫の殺虫と、卵の除去ですね。


ペットにもシラミはいるのですが、上の写真の方とは異なります。
ペットショップ等で駆虫されるので、あまり目にすることはなく、残念ですがお写真はありません。
(のらちゃんにはいるかもしれませんね)

イヌジラミ(Linognathus setosus)は良く似ているのですが、もうちょっとずんぐりしているでしょうか?、
そうそうイヌジラミには目がありません。

ネコハジラミ(Feticola subrostratus)は頭の形が大きく、白アリの兵隊さんみたいです。
いぬにも、イヌハジラミ(Trichodectes canis)がいます。

家屋審虫 29(1): 69 〜80,2007 年 6 月、に見わけ方がありました。


シラミといえば結構、ハトにいるのです。
野生のハトを見かけるとどっさりついていることがあるのでびっくりしますね。
もちろん人にはうつらないでしょうが・・・

ですが、今までのお話からすると絶対とは言い切れません???

ということで、
衞生動物 31(2), 135, 1980-06-15、に Heterodoxus spiniger のヒト寄生例についての報告がありました。
これは、イヌハジラミでも珍しい種類で、たまたまかもしれないとのことです。


9/15追加)皮膚病診療 :31(8)'906~ 913,2000、に
ピレスロイド系のフェノトリン(スミスリン)抵抗性アタマジラミのお話がありました。
シラミも進化するということでしょうか?