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やはりだんだん、集まります [襟鞭毛虫]

前にご紹介いたしました、襟鞭毛虫(カラエリヒゲムシ)さんは孤独でしたが、
集まるのが好きなようで、
コドシガ.jpg
数が増えてきて、コドシガ(Codosiga)さんになります。

いままでいろいろな方たちをご紹介してきましたが、
みんなだんだん数が増えていくのです、1人はさびしいのでしょうね。
(もちろんカラエリヒゲムシさんとは別の種らしいです。)

では。

ケンミジンコの属② [ミジンコ]

ケンミジンコの属の分類はいろいろな方がされていて、わかりやすいものが
広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部 第58号 2009 19-26と思います。
(いいお仕事ありがとうございます)

いつも顕微鏡の隣には、加筆して下のような図で置き代えたものを作っておいています。
ケンミジンコ科3_0.png

ケンミジンコ科3_1.png

追加)2015・12・17
検索写真集を作ってみました
名称第5脚その他の特徴
エクトキクロプス
エクトキクロプス02.jpg
エクトキクロプス.jpg ずんぐり小型、短い触角
第5脚が尾部と癒合
叉肢の上にトゲの列が幾重にも
エクトキクロプス2.jpg
パラキクロプス
パラサイクロプス背.jpg
パラサイクロプス.jpg スリム、叉肢に1列のトゲ
パラサイクロプス2.jpg
ノコギリケンミジンコ
ノコギリミジンコ.JPG
のこぎりケンミジンコ.jpg 体の端がぎざぎざしている
卵の周りに膜
叉肢の脇にのこぎり状のトゲ
のこぎりケンミジンコ1.jpg
ヒメケンミジンコ  牛の様な貯精嚢
アカントキクロプス
アカントサイクロプス.jpg
アカントキクロプス.jpg 第5脚のとげが2本で1つが短い
ケンミジンコ  叉肢に縦に皺
ディアキクロプス   
アサガオケンミジンコ
アサガオケンミジンコ_メス.jpg
アサガオケンミジンコ.jpg アサガオ状の貯精嚢
第5脚の内側のとげが下を向く
触角の先端の膜に切れ込み
アサガオケンミジンコ2.jpg
テルモケンミジンコ
P1570767_810.jpg
テルモケンミジンコ.jpg 尾のトゲが湾曲、第5脚の内側のトゲが長い
オオケンミジンコ
オオケンミジンコ_オス.jpg
オオケンミジンコ.jpg ずんぐり大型、尾部がくびれる
第5脚のとげが3本+1本
コガタケンミジンコ
コガタケンミジンコ.jpg
コガタケンミジンコ.jpg ずんぐり小型、触角が短い
第5脚のとげが1本(横には1本のトゲあり)
    
    
    

体の構造は下図です。(以前の記事です
ノコギリケンミジンコ腹.jpg

なお第1触角についてはTurk J Zool 28 (2004) 129-134がお勧めです。

2014-09-02のコピーになります。

赤いケンミジンコ エクトキクロプス Ectocyclops [ミジンコ]

久々に登場のケンミジンコさんで、新人さんです。

エクトキクロプス02.jpg
エクトキクロプス(Ectocyclops)さんです。
実際に見ると赤い色をしているのですが、暗視野では解りづらいでしょうか?

エクトキクロプス01.jpg
特徴のある第5脚です。じかに毛が3本出ているのですね。
もはや足とは呼べません。

エクトキクロプス03.jpg
尾叉背面には小さい、とげとげが並んでいます。解りますか?

さて以前のケンミジンコさんの分類には載っていませんので、補完しておきましょうね。

ではこの辺で。

1年目たちました [ものづくり]

お久しぶりです。

win10が出ましたね。
無料っていうのが面白いので、入れたら・・・で、HDDクラッシュ・・・。
その顛末はそのうちにお話しするかもしれないとして、

さて、今日の話題は、
P1130936.jpg
半額の宣伝につられて、フォトブックを作ってみました。

P1130937.jpg
中はこんな感じです。
20P程ですのでたいしたものではありませんので、お恥ずかしいですが。

大体、2500円位(送料込み)でしたでしょうか。

25日まで半額らしいので、24日の夜までに欲しい方はコメントにでも入れていただきましたら、
増刷するかもしれません。
別に商売をするわけではありませんので、まあご参考までにということです。


(前にもお話いたしましたが、できる限り正確な情報をお伝えしようと心がけておりますが、
お気づきの点がございましたら、何なりとご指摘ください。3人寄れば文殊の知恵と申しますし。)

また、たわいのないお話にもお付き合い頂けている様で、ご覧の皆様にはありがとうございました。
niceを頂いた方にはniceを返しておりますが、もし忘れているようでしたら、この場でお詫びいたします。

今後供よろしくお願いいたします。

dumbo

襟は毛です。 襟鞭毛虫 Choanomonada [襟鞭毛虫]

前の写真がボケぼけでしたので、少し見やすい画像です。
襟鞭毛虫3.jpg
ほっそりしているので、違う種類かもしれませんね?

さて、特徴のえりですが、
襟鞭毛虫00.png
こんな感じに、毛で出来ているのだそうです。

お久しぶりでした。
では。

小さなスーパースター [襟鞭毛虫]

以前、ワムシさんの時にスパースターとご紹介しましたが、
さらに上の、「King of Plankton」といわれる方のご紹介です。
(私だけですか?)

襟鞭毛虫(えりべんもうちゅう:Choanomonada)さんです。
襟鞭毛虫.jpg
やっと撮影できましたが、小さいので本物なのか半信半疑ですね。
(おそらくOKと思いますが、拡大率が高いので解像度が悪くて申し訳ありません。)

襟状の繊毛輪(collar)が見えるでしょうか?

長い鞭毛を1本持っています。
襟鞭毛虫2.jpg
シュワシュワ~っと伸ばしています。

鼓膜がスピーカー [その他(全ての生物)]

さて、カエルの声についてお話してきましたが、
よくみると口を閉じていますよね。

どこから音が出ているのでしょう?

実は面白い報告があって、耳から音が出ているらしいのですね。

全てではないのでしょうが、そうらしいです。

音の元は声門(glottis)で、肺と口の中を空気が行き来して音が生じます。
カエルの声.png
そして鼓膜から響いた音が出ているのですって。
面白いですねぇ。

うるさくないのでしょうか???

J Comp Physiol A. 1997 Nov;181(5):438-45.からのお話でした。

では、よい一日を。

耳小骨、ウシガエル [その他(全ての生物)]

今日は、ウシガエル(Bullfrog)さんの耳小骨(Ossicles)のおはなしです。

哺乳類では、
槌骨 (つちこつ、Malleus)、砧骨 (きぬたこつ、Incus)、鐙骨 (あぶみこつ、Stapes)からなりますが、
非哺乳類脊椎動物は、ツチ骨とキヌタ骨を欠いているそうです。

とはいえ、ウシガエルではアブミ骨が複数あり、大きく分けて2個(実際は3個?)からなります。
カエルの内耳.png
上図のような感じですね。
さらに、アブミ骨の卵円窓側に小さな内アブミ骨(Pars interna)があるようです。
(extrastapesが外アブミ骨かどうかは不明ですが、一応そんな名称にしておきました。)


これらの骨は鼓膜からの音の振動を卵円窓(oval window:fenestra ovalis)に伝える働きをしています。
カエルの内耳2.png
こんな感じに振動を増幅しているそうです。

最後に卵円窓が内耳につながっており、音を感じるというわけです。

The Journal of Experimental Biology 205, 3153–3165 (2002).からのお話でした。

カエルの合唱 [その他(全ての生物)]

さて、耳が良くて、声も遠くまで届くウシガエルですが、
何のために鳴くのというとおそらくは縄張りなのでしょう。

ヴォーンという鳴き声を5~6回繰り返すのですが、
他の鳴き声に反応して鳴いているという報告があります。

1匹がヴォーン、ヴォーン、・・・・と鳴いているのに、かぶせるようにヴォーンと鳴くのだそうです。
ヴォーンをオーバーラップしてハモル(harmony)ということらしいです。

まさに合唱なのでした。


これには、いくらか作法みたいなものがあって、
近くの個体には反応せずに、ある程度はなれたところからの声に応答するらしいです。

すぐ近くで鳴いたのでは個々の位置を特定しづらいといったことがあるのかもしれません。
お隣さんの邪魔はしないようです。

J. Acoust. Soc. Am. 127 4, April 2010, 2664–2677.からのお話でした。

では


8/8追加)
アマガエルのシンフォニーについて報告を見つけましたので追加です。

報告では、異性を呼ぶためと、縄張りの保持のための二つの目的に言及されています。

まずコーラスによって、遠くの異性をひきつけ、
個々の声によって自分をアピールするのだそうです。

ここでもやはりすぐ隣とは重ならないように交互に鳴くようですね。

カエルは合唱好きなのですね。

Scientific Reports 4, Article number: 3891 Published 27 January 2014.からでした。

鼓膜、聴力、ウシガエル [その他(全ての生物)]

引き続き、ウシガエルさんで、今日は横顔です。
ウシガエル耳.jpg
大きな耳ですね。

この鼓膜(tympanic membrane:TM) はオスとメスでは大きさが違っていて、
オスで162mm^2、メスで87mm^2とのことです。
体長(口から肛門まで)はそれぞれ、137mmと、133mmであまり変らないようです。

なので、眼より大きければオスということなのですね。

面積が大きいので(面積によるものだけではないようですが)、
周波数特性も違っていて、オスはより低音に敏感であるとのことです。

ヴォーンの響きはオスに対するものなのかもしれませんね。

J Exp Biol 212, July 15, 2009,2204-2214.からです。


さて、すごいのは聴力にもあてはまって、雑音に対する弁別比もずば抜けています。

内耳にある有毛細胞にも特徴があり、特定の周波数のみに反応する仕組みが、
ハード的に構成されているとのことです。
(異なる長さの毛の先端が付着して振動を調節しているようです。)

さすが、重低音を操るカエルといったところでしょうか。

Proc. Nati. Acad. Sci. USA Vol. 84, pp. 3064-3068, May 1987,と、
J R Soc Interface 2013 10 (87) 20130525,からのお話でした。