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アノマロカリス Anomalocaris [陶芸]

粘土のお時間です③ アノマロカリスのアノマロカリスさんが生まれ?ました。

アノマロカリス20.JPG

生きているみたいでしょ?笑


本当の色はちがうのでしょうが、素晴らしい青が出ました。
太陽の光を浴びるといっそう際立ちます。


焼きではいつも、お世話になってしまって申し訳ございません。
本当にありがとうございます。 dumbo


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ゾウリムシ 繊毛は細かく見ると・・・ [繊毛虫]

いつもはアップですが、今日は実体顕微鏡像で遠くからです。

結構素早いですね。

いままで、色々と繊毛、鞭毛?のお話を致しましたが、どうして動くのか?
不思議でならなかったのです。

教科書では、
「真核生物の鞭毛は、繊毛と同一構造の「9+2」の微小管からなり、ダイニンによって駆動する・・・」
とあります。

しかし実際の所なぜきれいな鞭打ちを行えるのでしょう?
以前のスロー画像を思い出して下さい。

また、この繊毛のメタクローナル波(metachronal wave)を生み出す協調した動きは、どこから?


まず、繊毛はある角度を持って順番に並んでいるとお話しました。


きれいな鞭打ちは中心の2本の微小管の向きとは無関係?そうです。
二本並んでいるので、単純に考えるとその固さで二本の並びとは直角に打ちそうなものですね。



そこがずーと引っかかっていたのです。
いろいろ、探していると面白い報告がありました。

顕微鏡 Vol.45 No.1(2010)46-50からです。
かんたんに図示しますと、
繊毛.png
赤い線のようなリンカーと呼ばれる構造が微小管間にあり、
その部分の動きを阻害しているのです。

面白い事にクラミドモナスさんでは、中心の2本の微小管と平行方向に動くのですね。
ぶつかったら曲がるとお話しましたね)

さらにダイニン(微小管から出ている突起)と呼ばれる動きの源ですが、
その配置も繊毛基部と先端に従って種類が違っているのです。

繊毛が曲がっているとか、
(PNASJune 8, 2010 vol. 107 no. 23 10490–10495からです。)

ダイニンの動きの協調性(動きが繊毛上を周期をもって伝わる)、
(日本物理学会誌 Vol.48 No.12 1993 949-957からです。)

など、色々な要因が絡みあって、きれいな繊毛の、有効打、回復打の繰り返しが起こっているのです。

なんと不思議なことでしょう。

残念ながらメタクローナル波の伝わっていく仕組みの報告は見つけられませんでしたが、
わかり次第お話いたしましょう。

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花は葉っぱから  [植物]

つつじが続きます。

散歩をしていると、
P1180077___.JPG
な感じのツツジがありました。
注目部分を円で拡大しています。

変わった形のおしべですね。
これは、花弁化という現象で、遺伝子異常ということのようです。

よく見ると、
P1180079___.JPG
もっと変わった形のものが・・・
この花は、上下二本のオシベがピンク色の花びらみたいになっています。

このツツジは、枝?株?全体がこんな感じで、
P1180082__.JPG
周囲の花もよく似た変異を起こしていました。

こういうものがあったりすると、何かの影響では?
と考えが進みますが、どうなのでしょう?
最近になって増加しているのでしょうか?でも結構前から見られるらしいので、
よくおこる現象のようです。


さて、なぜオシベが花びらに?
そのカギは、MADS-box 遺伝子というものにあるそうです。

植物の遺伝子はシロイヌナズナでよく調べられていて、
NATURE VOL 409 25 JANUARY 2001 525-529が詳しいでしょうか?

例によって、dumbo的に図示することにしましょう。
ツツジABC.png
こんな感じに、
A遺伝子が作用するとガクに、AとBが作用して花びらに、
BCが作用してオシベ、Cが作用してメシベにと変化するのです。

これは、それぞれの遺伝子の働きを止めると異常が生じることから調べられました。
すごいことにABCすべての遺伝子の発現を停止させると、葉っぱだけからなる花ができるのです。

花は葉っぱからできていたのですね。
しかも意外と単純な組み合わせだけによって。
(実際はもっと込み入っているのでしょうが、本筋は簡単だったということですね)

原因は?(はてな)なところですが、
上の写真のツツジは、MADS-boxC遺伝子が働かずに、A遺伝子が働くようになってしまったのでしょう。

報告によっては、AとCは抑制的と書いてあり、
A遺伝子の末端が延長して?(他のものがくっついて=交換可能?)Cになるようです。
(この場合、Cの一部が壊れて、Aになったということでしょう。AとCは表でも同時に発現しませんしね。)

ツツジではと探しますと、
島根大学生物資源科学部研究報告 第10号、64-65に報告がありました。


ところで、葉っぱから花はできるでしょうか?


そういうことを調べた方がおられまして、
結論から言うと、ABCの遺伝子?それからなるたんぱく?を注入しても花にはなりませんでした。

残念・・・ではなく更なるみなさんの研究の結果、
MADS-box 遺伝子の複合体(1つからではなく数種が結合して)が関係していることが判明しました。

それはSEP3という遺伝子らしく、MADS-box 遺伝子の1種らしいのでした。
こちらは、Eという名称です。
総論は、
蛋白質 核酸 酵素 Vol.46 No12(2001)が詳しいでしょうか?


いつもながらに、皆様方の素晴らしいお仕事ありがとうございます。



追加)The Plant Journal, (2011), 67, 971–979によると、
ファイトプラズマ(マイコプラズマより小さい植物病原細菌?
アジサイ葉化病:日植病報 62: 537-540 1996で有名ですね)の感染で、
ペチュニアの花弁化がおこることが報告されていました。
ちなみに、ファイロジェン(phyllogen)という遺伝子らしいです。
Plant J. 2014 May;78(4):541-54に追記?がありました。

さらに、J Exp Bot. 2017 May 17;68(11):2799-2811によると、
この、ファイロジェンはあらゆる植物のMADSドメイン転写因子に結合、分解するらしいので、
ひょっとすると、この細菌?によるものかもしれませんが、
未確認ですし、全体が葉化するみたいですからちがうのでしょう。

総説は日本語の、
Regulation of Plant Growth & Development Vol.49, No.2, 131-136, 2014がわかりやすいでしょう。


すべての植物を葉化できるかもしれないものがいるというのは、本当に生き物って不思議です。
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